財閥vs暴力団~争いに巻き込まれて~
「まぁ…。」


美利亜はイヤな予感がした。


「そこで、あんたが2度と学校に来れないようにしてやろうと思って。」


「あぁ、大丈夫。頭は傷つかないようにしてあげるから。」


そう言って紗耶は美利亜の頭にヘルメットを被せた。


「それではみなさん、よろしく頼みましたよ。」


そう言ってキノダーズは出ていった。


剣道部員は美利亜を取り囲むと


「せいぜい足掻くがいい。」


そう言ってカッターがくくりつけられた竹刀を持って美利亜に襲いかかった。


美利亜は次々とかわしていった。


「ちょこまかすんじゃねぇよ!」


部長が叫んだ。


それが引金となったのか美利亜は体だけ第二人格と入れ替わった。


そして近くにいた剣道部員の竹刀を折って、カッターを握った。
< 252 / 291 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop