財閥vs暴力団~争いに巻き込まれて~
美利亜は真雷刀を拾い、仕舞った。


「でも、廉くんの居場所、わかっちゃった。」


「えっ!」


美利亜を除く全員が驚いた。


「この部屋の反対側。」


「なんでわかったの?」


愛梨栖は首を傾げた。


「なんでって音が反響しなかったから。」


「もしかして、さっきのって。」


美利亜は笑って答えなかった。


代わりに涼が


「行くぞ。」


そう言って5人は走り、反対側の部屋の前に着いた。


そこには20人の警備員が立っていた。


「こいつら、どこから入ってきた。」


「そんなこと気にするな。早くや…。」


警備員はあるものを見て止まった。


「ごめんね。めんどくさいから全員気絶してて。」


美利亜は真雷刀をもち、手をクロスさせると手首を振った。
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