財閥vs暴力団~争いに巻き込まれて~
「ぼくたちを無視して話進めないで!」


リーダー格の男はそう言って気を取り直した。


「その余裕はこれを見ればなくなるだろうなぁ。」


その声を合図に3人の男が入ってきた。


そのうちの1人の腕の中にぐったりした美利亜がいた。


美利亜を抱えた男は乱暴に美利亜を床に下ろした。


「ちょっ、美利亜に何したの?」


「ちょっと眠ってもらっただけだよ。」


それを聞いた優は


「愛梨栖!あれ吹け。それからお前ら、知ってるか?クロロホルムって一定量以上吸うと死ぬんだぞ。」


ちょっとバカにしたように言った。
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