財閥vs暴力団~争いに巻き込まれて~
「そのドア壊してでも入ってこい!危険な状態だ!」


龍は大声で言った。


「それはご命令ととってよろしいでしょうか?」


もう片方の執事-郁(かおる)は落ち着いた声でそう言った。


「美利亜に変わって言う。これは命令だ!」


龍は慌てだした卓球部にとどめを刺すように言った。


「承知しました。」


2人の声が重なり、バアンと派手な音をたててドアが開いた。
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