財閥vs暴力団~争いに巻き込まれて~
暉は2人に気づくと


「お嬢様、お逃げくださいと言ったはずですよ。」


呆れたように言った。


「暉を置いて行けるわけないでしょ。」


美利亜はそう言って真雷刀を出すと


「ちょっと操り人形になってもらいますか」


そう言って1本の真雷刀をもう1本の溝にぶつけた。



するとキーンと音がした。


が、何も起こらなかったように朔には見えたらしく


「はっ、ただのはったりかよ。」


そう言って前に出ようとした。


「朔、よく見ろ。」


圭に促され、朔は美利亜を見た。


いつの間にか美利亜の手には4体の人形が握られていた。


「暉、郁、この2体を戦わせて。」


そう言って美利亜は暉と郁に1体ずつ人形を渡した。


暉が人形を動かすと


「なんだこれっ!?」


大輝が動き出した。


一方の郁は人形で美利亜の持ってる人形に殴りかかった。
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