財閥vs暴力団~争いに巻き込まれて~
「なんたって剣道強豪校の剣道部、壊滅させたくらいだし。」


「・・・。」


愛梨栖たちは絶句した。


「あれ?聞いたことない?ブラッディ・ドール。歩く呪いの人形。」


それを聞いた途端、桜支援団の顔色が変わった。


「ブラッディ・ドールっていなくなったはずじゃ…。」


「それを中心とした伝説のヤンキーグループ、ブラッディ・ツウィンズも解散したはずじゃ…。」


「ねぇ、ブラッディ・ツウィンズ。呪われた双子。解散するもなにも、俺と美利亜でやってんの。それ。」


「ふっ2人で?信じられない!その人数で数々のヤンキーグループを壊滅させてったの?」


「そうだよ。ヤンキーの中じゃその名前だけど、普通の人たちにはツウィンズ・エンジェル、双子の天使とかインウ゛ァイト・ドール・ハピネス、幸福を招く人形って呼ばれてたんだよ。」


「ヤンキーグループなのに迷惑してるグループがあれば風のように現れ、こらしめて風のようにいなくなる。他にも犯罪を犯した人を捕まえたりと活動はヤンキーらしくない。それに風のように現れたり消えたりするからウィンディーと警察の中では呼ばれている。」


「それが3年前、忽然と姿を消した。とある少女を助けて…か。」
< 40 / 291 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop