財閥vs暴力団~争いに巻き込まれて~
「よく調べたね。」


「ツウィンズと聞いてわかったんだ。」


優は自慢気に言うとパソコンの画面を見せた。


「他にもいろいろあるけど。」


「もういいよ。で、桜団?だっけ?喧嘩売るならツウィンズも復活するけど。」


「3年もブランクあるし、勝てるわよ。」


「ふーん。どうなっても知らないよ?」


「今は私たちの時代なの。」


「知るかよ。いくよ。ドール。」


「はいはい。しくじらないでね。アンティーク。」


アンティークと聞いた途端、廉の顔色が変わった。


「廉、どうした?」


「アンティークドール真目姉妹。」


「何?それ。」


「真実の目を持つ姉妹のアンティークドール。2人とも右目が黒で左目が紫なんだよん。」


「はぁ?」


「それがあの2人かもしれないんだよん。」


「いや、まじワケわかんないから。」


「4年前、裏オークションにかけられたアンティークドール。それは身長163センチと146センチの姉妹のアンティークドール。」


「優、4年前の裏オークションってなんだ?」
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