財閥vs暴力団～争いに巻き込まれて～

ネクタイも取ると


「さぁ？それはどうかな？」


「はぁ？余裕もないくせに威張ってんじゃねぇよ。」


２人は少し時間差をつけて美利亜に切りかかった。


美利亜は１人を避け、もう１人からカッターを奪った。


「まぁ、予定通りね。じゃあ、これはどうかしら？」


４人は一斉に切りかかった。


２人は上手く避けたが、残りの２人は避けきれなかった。


シュッ。


美利亜の頬と腕にかすり傷がついた。


すると美利亜の中で何かが切れた。


後ろを向くと１人に切りかかろうとした。


が、バァンと派手な音をたてて開いたドアから出てきた人に邪魔された。


あと数センチで相手に刃が届きそうになったとき、美利亜の腕を掴んで止めた人がいた。