財閥vs暴力団~争いに巻き込まれて~
「させるか!」


今度は龍に引っ張られ、龍の腕の中。


美利亜はわけがわからず、されるがままになっていた。


「俺らの姫、そう簡単に渡すかよ。」


両者とも睨み合っていたら


「えーっと、敵はもっとたくさんいますよー。て言うか、マーメイドそろそろ戻してください。」


愛梨栖が絶妙なタイミングで助け船を出した。


美利亜は定位置に戻るなり


「もうやだぁ。」


「はいはい。ぼやかない。」


愛梨栖は時計を見てからマイクのスイッチを入れた。


「それでは最初の種目にいきたいと思いまーす。第1種目はTHE早押しクイズ!問題がわかったら50メートル、1回も立たずに泳いでボタンを押して答えてね。それでは第1問!」


愛梨栖はそう言って美利亜に紙とマイクを渡した。
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