財閥vs暴力団~争いに巻き込まれて~
「今年のマーメイド、私の名前はなんでしょう?」


読み終わる前にこの種目担当の優は20メートルほど泳いでいた。


そして1番最初に着くとボタンを押した。


ピンポン!


「真目美利亜。」


「正解でーす♪まぁこれはサービス問題だけどね。」


愛梨栖はそう言って紙をめくって固まった。


不思議に思った美利亜は紙を覗き込みながら


「愛梨栖、どうしっ!」


美利亜は絶句した。


残りの4問すべてが美利亜に関することだった。


「えっと、ちょっとトラブルが発生したのでお待ちください。」


愛梨栖は早口に告げると紙を持って理事長のところへ行った。


「何?これ。」


愛梨栖は苛立っていた。


「桜支援団の人たちの仕業でしょ?」
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