財閥vs暴力団~争いに巻き込まれて~
美利亜のすぐ後ろから声がした。


美利亜が振り返ると


「お兄ちゃん!?」


「で、坂田くん。何してるのかな?場合によっちゃぁやらなきゃかもだけど。」


「お前、強いのか?だったら俺とやろうぜ。」


今度は侑の後ろからスター5の1人が現れた。


「朔(はじめ)。話をややこしくするな。」


「侑は黙ってろ。喧嘩売ったのはそっちだぜ?水月さんよぉ。」


朔はいきなり水月に殴りかかった。


だが、水月はあっさり避けると


「これは宣戦布告ととっていいのかな?」


と言って笑ったが、目が笑ってなかった。


「ちょっ!お兄ちゃん!暴力禁止って書いてあったじゃん。」


「そうだぞ。朔もやめろ。」


「こんな強い奴、他にいねぇから無理だ。」
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