財閥vs暴力団~争いに巻き込まれて~
水月は目だけ笑ってない笑顔を愛梨栖に向け、


「それに、そいつはそう簡単には死なないから安心しな。」


そう言ってマイクを持つと


「おがくずども。今すぐ出てこいよ。」


「あら、アンティーク様はいつになったら私たちの名前を覚えてくださるのかしら?」


女子更衣室から100人近くの女子が出てきた。


「私の玩具が私を倒せるのかしら?」


「やっぱりてめえか。木野田緋奈子(きのだひなこ)。」


「あら?覚えててくださったの。緋奈、嬉しいわ!」


先頭に立っていた女子、木野田緋奈子は満面の笑みで


「また、閉じ込めてしまいますわ。あまり調子に乗っていらっしゃるようですし。」


そう言った。


「はっ。おがくず集団に何ができるんだ?」


「失礼ね。桜支援団の優秀組よ。」
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