財閥vs暴力団~争いに巻き込まれて~
「ふーん。なんだか知らねぇけど、てめえらに俺は倒せねぇよ。」


水月は羽織ったばかりのパーカーを脱いで


「言っとくけど、本物のアンティークは暴れたくてウズウズしてっから死人出ても知らねぇよ?」


そう宣言して水月は1度目を瞑った。


そして目を開いたとき、水月は濃い殺気をまとっていた。


そしてパーカーのポケットから先が異様に丸い小刀を出した。


「みっ水月さん!ダメぇ!」


愛梨栖は水月がそばにいるのに叫んだ。


当の本人は聞いてないようで鞘を振り落とした。


表面になぜか溝が彫ってあり、溝の部分は青色だった。


「それ、なんですの?緋奈、それ欲しいわ。」


緋奈子は目だけ笑ってない笑顔で言った。


それを合図に100人近い人が水月めがけて走り出した。
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