1/2な彼
「でもさ、はじめちゃん、あきらめるの?悔しくない?」
「あきらめたくないよー。けど、どうすれば・・」
お弁当を食べる手を止めて、飲み物を飲もうと口をつけた。
「もう押し倒しちゃう?」
ゴフッ
「けほっけほっ、ちょ、い、いきなりっ」
優ちゃんがすごいこと言うからむせちゃったよ!
「まぁ、それは冗談で!ジェラルド先生に英語でも教わりに行けばいいんじゃない?」
「ええっお、教わりにって・・・先生忙しくないかな?ジェラルド先生って本当は国際学科の先生でしょ?児童学科の私にかまってる暇なんて・・・」
すると優ちゃんはニヤリと笑った。