1/2な彼
その頃、ジェラルド・グレンヴィルは・・・
「はぁ・・」
ため息を一つ吐き、先ほど国永はじめが出て行ったドアを見る。
「Loning・・・か・・・」
少し言い方がきつかったかもしれない・・・
だが、はっきり言ってあげたほうがあの子のためになる。
ボクは国際学科の教師だが、入る予定だった児童学科の英語講師の方が急病で国に帰ることになった。
国際学科でも下っ端の講師のボクが代わりに
児童学科の最下位クラスをもつことになった。