1/2な彼



「まず最初に、この授業のクラスのクラス委員をきめてもらいます。」



ジェラルド先生はそう言った。


「このクラス委員は、主にボクに授業の質問や感想を伝えてほしいんです。意見や感想をうまくボクに伝えられない場合はクラス委員に言って、そのクラス委員は、ボクに伝えてもらいます。あとは、プリントの配布とかいろいろです。」




なるほど、クラス委員は、生徒とジェラルド先生の間に立って繋げる役なんだ。



「では、クラス委員をやってくれる人はいますか?」








「わ、私やりたいです!」





私はすぐに手をあげた。


人見知りな自分がこんなにも積極的だなんて自分でも驚いた。





「他にいないみたいだからキミで決まりだね」



ジェラルド先生はそう言ってほほ笑んだ。



「名前は?」




「く、国永はじめです」







「じゃあ、国永さんお昼にボクの研究室にきてください」





「は、はい!」










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