1/2な彼




・・・だんだんと、ボクも国永さんに影響されているのかもしれない





今日だって、いつも以上におしゃれをしているのがわかる彼女を見て






すごくかわいらしいと思った







けれど、このことを口にすれば国永さんは喜ぶだろうが・・・





・・・期待をさせてしまう






だから言えなかった







・・・ボクと








・・・同じ思いをさせたくなかった・・・・





すると国永さんが突然、しゃべりだした




「私って高校の時から英語苦手だったんです。それでいつも英語の時間は先生にしょっちゅう当てられて・・・


絶対わざとでしょって思ってたんですけど、今じゃいい思い出です



ジェラルド先生は、学生時代、何か思い出ってありますか?」







ボクは、その質問に、一瞬固まった
















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