1/2な彼
自分が嫌になって俯いてると、頭に温かくて大きな手が乗ったのがわかった
・・・それと同時に、
優しい声がした・・・
「・・・キミは、・・・・ボクにとって、
すばらしい教え子だと、思いますよ?
・・・・・祥子にも負けないくらいの、・・・・っ」
・・・・え?・・・・
私は顔を上にあげた
でもジェラルド先生は、急いで私に背中を向けていた
・・・一瞬だけ見えた顔が・・・
ほんのり赤かったのは・・・・・
見間違いじゃ、ないよね・・・?