1/2な彼
Longing
コンコン
「どうぞ」
ジェラルド先生の声だ・・・
緊張する・・・
「し、失礼します」
研究室に入ると、私は、息をのんだ。
ジェラルド先生は、椅子に座って片足を組みながら紅茶を飲んでいた。
その姿がすごくかっこよくてボーっとしてしまったから、
たぶん今私は変な顔をしていると思う。
「国永さん・・?」
「・・・へっ、あっ、はい・・すいません・・」
すると、ジェラルド先生はじっと私の顔を見てきた。
「あ、あのっ・・・何か変ですかっ・・?」
そんなに見つめられるとっ・・・
ど、どう対処したらいいかわからないっ・・・