Love♡LDK Ⅱ

「久しぶりだな、満奈」

彼は、あの時の事はなかったかのようにあたしに話しかける。

身体の震えが止まらない。

少しずつ、少しずつ、あたしに近づく蓮也くん。

「やめろ兄貴!」

あたしの前に、玲央が立った。

「何でだよ。 幼なじみだからいいじゃねえか。 なぁ、満奈」
「満奈に話しかけんな」

香水臭い蓮也くん。

その匂いがあの日を…鮮明に思い出させる。

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