Love♡LDK Ⅱ

仕事が終わり、帰って来たのは22時だった。

今から電話して、満奈…出るか?

……いや、出てほしい。

勇気を出せず、ずっとずっと押せずにいた通話ボタン。

満奈の名を探し、表示させる。

…ごめんな、満奈。

辛い思いさせて。

でも…だからこそ、俺を頼ってほしい。

甘えてほしい。

俺も、お前を悲しませないようにするから。



――ピッ

やっと俺は、前に進む事が出来た――。

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