Love♡LDK Ⅱ

「満奈......」

今度は俺が彼女の名前を呼んだ。

「どうしたの隼斗?」

その声色はなにも知らないと言うような。

いつものトーンだった。

「とにかく中入ろ?」

心配そうに俺を見つめ、右手を差し出してくる。

その手をしっかりと握り返し、俺は立ち上がる。

2人で満奈ん家に入った。
< 289 / 680 >

この作品をシェア

pagetop