Love♡LDK Ⅱ

玲央の心臓の音が聞こえる。

「ごめん・・・、ごめんな・・・!」

まるで、怒りを押し殺すような。

そんな声で、あたしにそう言う。

「また・・・助けられなかった、守れなかった!」

あたしを閉じ込める腕に力が入った。

・・・そんなことないよ、玲央。

「助けてくれて、ありがとう・・・」

あたしは、あなたに助けられたよ。

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