Love♡LDK Ⅱ

幼なじみの友達。

それ以上の関係になりたいなど、一度も考えたことなかった。

そんなあたしを、ずっと好きだったという玲央。

こんな、あたしを。

「やっぱり、俺にしないか?」

その言葉に心の奥が痛む。

「・・・・・・傷ついて弱ってるときに、その言葉はずるくない?」
「ははっ、ごめん。 でも俺は真剣だよ。 正直今チャンスだと思ってるし」

茶化すように笑う。

どうせならそのままでいてほしい、のに。

トーンを落としてそう言うの、ずるいよ。
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