Love♡LDK Ⅱ
「12月の中旬頃だったかな・・・。 家に帰ってきたときに兄貴に見つかって、俺の部屋で襲われた」
「それで・・・・・・?」
「俺が助けたときは上半身だけ服が切り裂かれてた。 まぁ未遂ってとこか」
吐き気がした。
俺の知らないところで、満奈がそんなことになっていたなんて。
「怖い、なんて一言も言わなかった。 だけど内心は絶対怖いって思ってた」
妙なところでふさぎ込むからな、なんて呟く。
「なぁ、流川」
目が合う。
鋭い目つきに何もかも見透かされそうでドキッとした。