Love♡LDK Ⅱ

目が離せない。

涙が零れそう。

やっと、会えたのに――。

話したい。

抱き着きたい。

…なのに。

車の窓と自動ドアの先の彼は、あまりにも遠くて。

胸がギューッと締めつけられた。

やがて、隼斗は口を開いた。

そして口パクで、

“す”

そう、言った。

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