たとえどんなに辛いサヨナラが待っていたとしても

「あの...これがただの気まぐれだって分かってます。
それでも、気まぐれでも、うれしい。

憧れの人とこうして話せるなんて夢みたいです。」


「俺、本気だよ？
一回見ただけでこんな風に言うなんておかしいって思うかもしれないけど、
本気だから！

ウォー、ヘン、シーファン、ニー。
彼氏とかいなかったら付き合ってほしい 。」


「冗談...ですよね。
だって、私はどこにでもいる普通の女ですよ？
ヒデさんとは住む世界が違います。」


「俺だって、そうだよ。
どこにでもいる普通の男。」


「えっ...、何言ってるんですか...。」


「ただ人前に出る仕事をしてるだけで、
中身はどこにでもいる普通の男だよ。
悩んだり、友達と騒いだり、恋だってする。

君と同じでしょ？」