たとえどんなに辛いサヨナラが待っていたとしても
「んー、まずは友達にならない?だめ? 」


「えっと...、はい。
よろしくお願いします。」


「よかったー!あ、名前は?年は?
普段何してるの?」


「名前はリーファです。
年はヒデさんと同じ。 それで、大学生です。」


「リーファちゃん、ね。
同じ年なんだからタメ口で話してね!
それで俺はね...。」


「知ってる。
誕生日も血液型も好きな食べ物も、
ヒデ のことならほとんど知ってる。」



リーファちゃんはそう言っておかしそうに笑った。



良いところも悪いところも、もっと君のこと教えて?
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