たとえどんなに辛いサヨナラが待っていたとしても
そうだとしても。

俺たちを温かい目で見てくれる関係者や、いつも応援してくれるファン、
そして俺の愛するメンバーのため、
こんなことでめげるわけにはいかない。

どんなに苦しくたって、ぐっとこらえるんだ。




「わかってる。シューインも俺のこと言えないくらい忙しいのに心配してくれてありがとな。

愛してるよー!」


「男に愛してるとか言うな!
気持ち悪いからベタベタするなよ。」



シューインに抱き着いて、
ふざけて唇を突き出したら、すぐに振り払われた。

...冷たいなあ。








たとえどんな手を使っても、自分の心に嘘をついても、
俺はMiracleを守ってみせる。




今日も俺は嘘を積み重ねる。

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