たとえどんなに辛いサヨナラが待っていたとしても
最初の頃は姉さんのことをちょっとイイと思ったけど。
本当にちょっと、だけ。



「今は全然ないけどね!?
お互いに知りすぎてるから、友達っていうか、家族みたいっていうか。

うん、ありえない。」


「じゃあ、私とヒデもありえないね。
友達、だもんね。」




あああぁぁ!!
もう俺はどうすればいいんだ。
しゃべればしゃべるほど、墓穴を掘っていく。

俺を見るリーファちゃんの視線が冷たい。
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