たとえどんなに辛いサヨナラが待っていたとしても
姉さんはまだ仕事が遅くまで残っているらしく、
他の人を誘う気にもなれなかったので、
結局一人でさみしく家で飲むことにした。


しばらく飲んでいたら、ソンミンからメールがきた。



[予定より早く仕事終わったから、今から行っていい?]



OKの返事をしたら30分もたたないうちにやってきた。






「うわ...。これ一人で飲んだの?」


部屋に入るなり、
空いたビンの量を見て呆れられてしまった。


「うん。ソンミンも飲む?」


「...じゃあ、少しだけ。」




少しだけだなんて言いながらも、
すでにちゃっかりコップを持ってきていたソンミンにお酒をつぐ。


...悪い弟だ。


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