たとえどんなに辛いサヨナラが待っていたとしても
「い、今の何!?」


「えっと、キス、かな?」



なぜか私よりも驚いているソンミン。

目がまんまるだ。
リスみたいでかわいい、じゃなくて。

驚きたいのは、こっちの方だ!


何を言ってやろうか考えていると、
タイミングがいいのか悪いのか玄関から物音がする。

メイリン姉が帰ってきたのかな。


「ただいまー。あれ?ソンミン来てたんだ。」


「あ...、お邪魔してます。
も、もう遅いからそろそろ帰ります、ね。
おやすみなさい。」


ソンミンがあわてて帰っていく。

うーん。
あやしさマックスだ。
姉さんも苦笑いしてるし。




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