たとえどんなに辛いサヨナラが待っていたとしても
「やっぱりユウは才能あるな。
美人だし、演技も上手いし、頭も良い。
トップに立てるよ。」


「そんな...、ほめすぎです。」


「いや、本当に。
さっきのこと演技だって分からなかった。
それくらい迫真の演技だった。

俺を愛してる目をしてたよ。」


「なんだ。ちゃんと女心分かってるじゃないですか。」



日本語で何か言っていたので聞き返したけど、
何でもありませんとはぐらかされ てしまった。

なんだよ、気になるな。



それからしばらく雑談をした後、明日からの舞台の成功を約束してから、俺たち はそれぞれの部屋へと戻った。


< 78 / 221 >

この作品をシェア

pagetop