たとえどんなに辛いサヨナラが待っていたとしても
病人でもないし、さすがにこの年になって人に食べさせてもらうのは恥ずかしい と断ったら、
なぜか傷ついたような顔をされてしまった。

兄さんも、なんで食べてやらないんだというような目で俺を見てくる。



今の、俺が悪いの?



これ以上リビングを気まずい雰囲気にしたくなかったので、仕方なくあーんで食 べさせてもらうことにした。


たまに、こうゆうことあるんだよな。

ソンミナも兄さんも、
妙に人との距離感が近いというか。

スキンシップはやたら激しいし。

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