この声が枯れるまで
「長尾!!なんか食いいかないー?」
と浩二が言えば
「なあ、ゲーセンでも行こうぜ」
と言い俺らの間にはバチバチ光る火花が見える
「もうさっきから二人とも意見合わなすぎー!」
長尾は二人の心境も知らずただニコニコ笑っていた
「遊園地行こうよ!!」
いきなり八木がそういうとなぜか俺らは遊園地に行くことになってしまった
今日は平日なのに結構人がいた。四人ははぐれないように確認しながらゆっくりこうどうした
しかしその時ーーーーー
一気に俺らは人混みに飲まれてバラバラになってしまった
「やっば…バラバラになった」
小学生は不便だ。携帯を持っていない。迷子になったら最後だ
しかもこの広い遊園地の中で会えるわけがないだろう?迷子センターに頼みに行くっていうのも一つの手だが、小学6年という変なプライドがありなかなか迷子センターに足を踏み入れるという気持ちにはなれなかった。まだまだ小学6年はまわりからみれば子供なのに俺らからすれば大人だ
だから大人に頼りたくない。自立したいという思いがますんだ。んでいちいち親から言われて動くというのが次第にイヤになり自立したいのに親のいうことを聞かなければならないというストレスからいわゆる「反抗期」が生まれるのだ
自立したいという想いから子供たちは「反抗期」という時期をむかえるんだ