この声が枯れるまで
二日目
「今日は最終日です!みなさん!いい思い出が作れるようにしてくださいねー!」
先生は今日いつになくテンションが高めで、普通の授業のときもこのくらいのテンションでいてくれたらいいのに…と思うほどだった。
「今日どこ行く?」
長尾はそういって、班長だけに配られるマップを見ていた。浩二はいつものような笑顔で振舞っているが、絶対辛いに決まってる。そんな光景を見てチクチクと心臓が痛んだ。
「あ!今日ライヴあるってー!行こうよ!」
長尾は俺に片をくっつけてきてマップをみせてきた。長尾の小さい体は、もう折れそうなんじゃないかって心配するほどだ。
「ライヴ~~~~?」
ライヴという言葉にちょっとだけ元気をもらえた。
「行こうよ!いこう!」
長尾はそういって俺の腕をひっぱってくる。
俺は浩二と八木の様子を伺った。二人とも親指をたてて「いいよ」というサインをだしている。よし!!行くしかないだろぉーー!!!!
「よっしゃあああ!行くぞ!!」
俺の声につられて、みんなは、「おー!」と拳を上に上げた。
先生は今日いつになくテンションが高めで、普通の授業のときもこのくらいのテンションでいてくれたらいいのに…と思うほどだった。
「今日どこ行く?」
長尾はそういって、班長だけに配られるマップを見ていた。浩二はいつものような笑顔で振舞っているが、絶対辛いに決まってる。そんな光景を見てチクチクと心臓が痛んだ。
「あ!今日ライヴあるってー!行こうよ!」
長尾は俺に片をくっつけてきてマップをみせてきた。長尾の小さい体は、もう折れそうなんじゃないかって心配するほどだ。
「ライヴ~~~~?」
ライヴという言葉にちょっとだけ元気をもらえた。
「行こうよ!いこう!」
長尾はそういって俺の腕をひっぱってくる。
俺は浩二と八木の様子を伺った。二人とも親指をたてて「いいよ」というサインをだしている。よし!!行くしかないだろぉーー!!!!
「よっしゃあああ!行くぞ!!」
俺の声につられて、みんなは、「おー!」と拳を上に上げた。