この声が枯れるまで
「せんせー!学校にギター持ってきてもいいですか?」

「絶っっっっ対ダメです」

俺は担任の新米女性教師にギターを学校で練習したいといいにきた。


この先生は25歳前後くらいで、きちんとしたショートヘアに、前髪は地味なピンでとめている


「せんせー!」

「小学生だからって甘くないのであります」


……ないのであります、って……先生のキャラがいまいち掴めない。あれは、先生のボケなのか、って事は俺は何かツッコまないといけないのだろうか……?俺がそう考えているうちにもう3時間目のチャイムがなった。



「~っんあ!時間だ。先生また来まーす」


「もう来なくてよろしい」


「絶対、ギター持ってくるから!!」

「ダメです!!」


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