溺れる唇
「慰めてくれて、ありがとう。
でも、今ちょうど自分の認識の甘さに
落ち込んでいた所だから」
「認識の甘さってなんですか(笑)」
自虐気味なのを承知で白状してしまうと、
あゆみちゃんは洗面台に手をついて
大笑いした。
笑いごとではないのよ。
私にとっては深刻な問題なの。
「なんて言ったらいいのかしら。
その・・・色々とサボってたりとか
・・・することよ」
「そんなの誰だってありますよ~(笑)」
・・・・・・・・そうかしら?