溺れる唇

私の中にあった、セクシーな記憶は
一気に吹っ飛んだ


「寝ぐせ?ああ・・・・・そう」


今日も、またヨレっとしたシャツ姿で
笠井さんは仕事中。


本当に、あの夜のセクシーさんは、
どこに行っちゃったのかしら?


少しだけ惜しい気もしたが、安心
してもいた。



あんな上司じゃ、仕事がやりづらい。



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