溺れる唇



「キスくらいしたくなるって・・・そう
思いませんか?」



そう言った唇は、触れてしまいそうなほど。


近くで見る芳賀くんの顔は、もう、
女の子のようではなく。



ちゃんと、男の顔をしていた。




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