溺れる唇

芳賀くんといい、裕馬といい、
男の行動っていうのは、
どうしてこう・・・突然なんだろう。

過負荷になった私の頭が、
熱を持っているような気がする。

もっと小出しにしてくれたら、
私だって、それなりにうまく
対処できると思うのに。


全てはあの、男達のせいで。

私の地味で静かで平凡な生活は、
完全にペースを崩されている。


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