溺れる唇


笑ってる場合じゃないでしょ・・・

いや、なかったでしょ・・・


私は危機感の無い様子の上司達に
ため息をつき、机の上に置いていた
ノートPCに目をやった。


本当に、男っていうのは・・・

状況をわかってんだか、
・・・・・わかってないんだか。


焦ったり、大変だと騒いでたりする
私達がバカみたいだ。



私は、裕馬の笑顔を思い出して、
深いため息をついた。


なんかもう・・・よくわかんない。



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