溺れる唇

「あ、翔子」


いやいやいや!

『あ、翔子』じゃないだろう!

ここは社内だぞ、コラ!!



案の定、みんなの視線が、

『翔子?(▼∀▼)』

と言っている。


あー、もう!



私はにっこりと、
煮えたぎる怒りを抑え、
にっこりと微笑んだ。

「お疲れ様です」



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