溺れる唇

ロッカールームを出ると、
裕馬はもういなかった。


心配そうな芳賀くんが来て、

「PCは、持って帰りましたよ」

ということだったので、問題ないだろう。



これでもう接点はない。





ない・・・・・はずだ。



ちょっとだけ、感じた寂しさ。



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