手の温もり

天魔の頼み

「まさか…あんたが…」

「ええ」

「なんで俺がお前の名前呼ばなきゃなんなかったんだよ!!!」

「それは栞姉さんは自分の名前で呼ばれなきゃ起きないからですよ」

なんで零はいっつもニッコニコしてんのよ!!

てか誰よこいつ呼んだの!!!

零だったぁああ

何をしているのあたし!!!

追い出せば早い話じゃない!!!



ん?

待てよ?

さっき零が…

『呼んでましたよ?』

って誰が?何を?何のために?

……謎……

「呼んでたんですよ。栞姉さんが」

「あ?」

「『白井海斗…』って」

「ちょっと?」

「『早く来てっ』って」

…………冗談きついわ。うん

「冗談じゃないですよ」

今あたしのお顔きっとかおもじでこうだわ。うん

(´゚Д゚`)

ひどい顔だこと
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