手の温もり

思考

「おはようございます。栞姉さん」

「おはよう」

ん~何にも覚えてない…

なんであたしは夏羅簾に居るの?

おかしい…

「おはようございます」

「あ,零。おはよ」

こいつに聞くのは…やめよう…

そうしよう…

「昨日のこと覚えてます?」

こいつが振ってきたーー!

感じろよ!!!

思い出したくないんだよ!!!

「喧嘩終わったあとすぐ寝てしまったんで,家に帰そうにも家知らないんでここで寝かせときました」

「はぁ…」

まぁいいや学校…めんどい…

行くしかないのかぁ

白井が気になるけど…

「白井さんなら先に学校行きましたよ」

ブッ

「人の心読まないでって言ってるでしょ!?」

「読んでませんよ。只,栞姉さんが気になってると思って」

ったく…

行くか…
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