手の温もり
「サボらない?」

「なんで俺が」

「いいじゃない。ちょっとつきあってよ。どうせサボるつもりだったんでしょう?」

「なんでわかんだよ」

「なんとなく…ね…」

「まぁいい。気に入った。」

「そりゃどうも」

変なこと言ってるけど,まぁいいわ。

『木村司』の情報を手に入れられるのならね…!!!

奴には結構お世話になったからねぇ。

この仮は必ず返してみせる…

この私が…!!!

まぁ授業サボリと言えばやっぱ屋上でしょ。

 ガチャ

「いたいた」

「遅ぇ…」

「いいじゃない。それはさておき…情報入手としますか…」

「いいけどよぉ,それじゃぁ俺が余りにも損をしすぎてる。俺の話にも答えろよ」

「いいわ。聞こうじゃないの」
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