偽り王子と政略結婚!?
「一応冷蔵庫見てみるか?」


私はその言葉に頷いて、一緒に冷蔵庫
を見に行った。


冷蔵庫を開けてみると……


「えっ!?」


晴と私が同時に驚いた声を出した。
だってまさか食材入ってるとか思わないじゃん。


中には、食材と一緒に手紙があった。


「何これ」


私はそう言って手紙を手に取った。



「えーっと…あ、お母さんからだ。
 なになに…麗華がご飯作るかと思って
 食材置いといたわよ…だって」


お母さん、恐るべし。



「食材あって良かったな」


晴はそう言って笑った。私はその笑顔に
不覚にもドキッとしてしまった。


「じゃ、じゃあ早く作るね///」


私は赤くなった顔を見せたくなくて
早口で言って冷蔵庫に目を移した。


「あぁ。何作るんだ?」



ガサゴソ



「ん~何作ろうかな」


私は冷蔵庫の中を漁りながら言った。


「卵あるし、オムライスにしようかな」

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