新婚さんの事情

僕は慌ててエレベータに乗り
1番下まで降り
一途名の元へ行った


「一途名!」


「キノ!」

一途名は走って会社から出てくる僕の元に
駆け寄った


「なんで、こんなとこいるの?ビックリするじゃん」

「だって、私、どうしても今キノに会いたかったの、だから来たの」

そんなこと聞いたら、期待してしまうじゃないか


「一途名....」

僕は一途名を見つめた

ちょっと、恥ずかしそうに真っ白な頬が赤く色づくキミの顔が
綺麗だった

そう思ってるといきなり一途名が僕の腕を引き

「キノ!今から、私とプリクラ撮りに行こう!」






< 19 / 81 >

この作品をシェア

pagetop