新婚さんの事情
そんな日から数日後
「うわーっ!どうしよう、どうしようどうしよーっ!ミヨちゃん!」
私は高校からの親友の美代利の肩を掴み彼女の身体よ揺らす
「どうしよって、言っても、もう二人で旅行することは決まったんでしょ?」
ミヨちゃんは私の手を振り払いながら言った
「だって、だって、初めてなんだもん、そうゆう旅行とかっ!」
そう、今日はミヨちゃんの家でガールズトーク中
「てか、奇跡ね、あんたがあんな夢の中のような王子と付き合ってるって」
その言葉が心に矢をさす
「うっ!分かってるよ!私がキノと釣り合わないっていうことは!」
分かってる、こんなごく普通なOL女子とキノみたいな完璧な人
とは釣り合わないこと
だから、ちょっとでもそんなキノにふさわしい彼女になるために頑張ってる
っていってもなんも変わってないのが現実
「うん、まぁ、あんたは今日そのお盆旅行について話にきたんでしょ?」
みよちゃんは机においてある紅茶に砂糖をいれる
「うん!たとえば、準備しとかなきゃいけないものとかないかな?」
私は待ってましたかというように言う
「そんなの、勝負下着に決まってるでしょ」
「えっ!」
みよちゃんの言葉に唖然にとられる
「しょ・う・ぶ・し・た・ぎ」
みよちゃんは私の顔に顔を近づけながらいう
「ちょっ、ちょっ!キノはそんなの目当てで旅行に誘ったんじゃない!」
私は顔を真っ赤にしてみよちゃんを振り払った